2007年、最初のiPhoneを紹介するときに Steve Jobs が言った言葉を覚えている。「今日は三つのものの話をするよ。フルスクリーンでタッチ操作のiPod、革命的な携帯電話、画期的なインターネットコミュニケーション。わかるかな、それらは別々の製品ではなく、ひとつのデバイスだ」それが iPhoneだと。
2008年。アップルとソフトバンクと組んで日本ではじめて公式に販売した iPhone が、 iPhone 3G 。僕の最初のiPhoneもこれで、黒の8G。発売した週に手にいれて2年くらい使った。いわゆる携帯メールが使えない等々、当初は製品としてこなれてない部分は多々あった。
ただ電話としては、色々言われていたけど僕個人はまあ良くできてると思ったかな。ケータイの小さなボタンをポチポチするの苦手だったしね。Webブラウザ Safariの出来もまずまず悪くなかったし、嫌いだった携帯メールとか携帯サイトの世界からこれで縁を切れると思うと、多少の不便はしのんでも使う気になったものだった。
2010年。新しい iPhone 4を買った。32G、再大容量だ。CPUパワーもバッテリもかなり改善されていて、音楽再生中の変な音飛びも無くなった。だけど、解決できない問題があった。ストレージ容量だ。
当時僕の音楽ライブラリの容量は30G 弱で、一方 iPhone 4のストレージは32G。あるいは全部入るかなと少し期待したけど、アプリ等々を入れたらやっぱり、全然足りなかった。iPhoneで音楽を聴く条件はほぼ整ったけど、音楽ライブラリを全部持ち歩けないなら、それは iPodじゃない。iPod classicを持ち出す機会は少し減ったけど、週末はやっぱり必ずフル充電して持ち歩くのが習慣。
そして今年、2012年。僕の買ったiPhone 5は白の64G。音楽ライブラリが 40G弱なので、全部まとめてiPhoneに放り込んでも、まだまだ余裕がある。もう iPhone とは別に iPod を持つ理由はなくなってしまった。
それに今度の iPhone は音質も悪くない。新しいイヤフォンも良い感じ。それにタッチスクリーンのUIは、曲の増えたライブラリから聴きたい曲を選ぶのに適している。むしろ最近では classicのUIでは漢字のタイトルやアーティスト名は表示はできても検索出来ないし、といった不便を感じるようになってしまった。
そんなこんなで結構待ったけど、僕個人にとって iPhone は今度の 5 で、はじめてあの時 Steve Jobs が言った iPhone になったように思う。これでやっと荷物がひとつ減らせる。ちょっと寂しいけど。
この写真は僕の最初の iPod。大好きだったよ。このあとも何台か iPodを買ったけど、でも今の iPod classic が壊れたとしても、もう僕は次の iPodは買わないだろう。長い間ありがとう iPod。




